ハイサイクルにするにつれて、普通のマガジンでは供給が追いつかなくなります。
電マグ。トライしましたがいま放置中。
だって、電マグ使わなくても秒40〜の給弾ができる(笑
ノーマルでも240連でも給弾OKです。
稀に空うちが混じってるような気がしますが、気にならないレベル。
ふっふっふ。ない頭絞ってがんばりました。
さすがに今回はアルミで作ってますよ^^
このセクターチップには大きな弱点があります。
フルオート時の弾道が安定しなくなります。
でも・・・秒40もあるんだったら安定もなにもないですよね。
ばら撒いてなんぼ!だからよしとします。
どうしたか?とても単純。
ノズルが後退する時間を最大限活用する!だけです。
最大限といっても、頑張りすぎるとエアを出し切る前にノズルが後退したり、
ノズルが前進仕切る前からエアを放出しちゃったりとで
初速が大幅に低下してしまうので、
そうならないようにしつつ・・・の最大限です。
そしたら秒40でも初速を下げずに対応できる形があった!ってわけです。
この加工はその銃のセッティングによって変わってきます。
自分の場合、前7枚をカットし、タペットを動かす棒を削って、
違うところにネジを打って、そこにセクターチップをはめ込みました。

前○枚、後○枚カット〜ってのはなんのためなのか未だに理解できないので、
私は前のみをカットします。
真ん中のシステマのギアが後ろ7枚カットです。
後ろをカットすると、タペットを動かす棒が自然と両隣のギアと同じ位置にきます。
でも、カットオフのタイミングがずれて、ピストンの停止タイミングによっては
トリガーを引いても真っ先にカットオフされて弾がでないなんて症状がでて、
オーバーランも3発か4発があたり前でした。
動きをよーくみてみても、少しでもタイミングをずらせば同様の症状が
発生してもおかしくなさそうで、
さらに、ノーマルギアでは最後尾は歯圧があってそれは削りたくないので、
前のみのカット。
前のみカットではオーバーランの頻度はかなり減って、
たまに2発撃つ程度です。
ライラギアとノーマルギアは前7枚カットですが、
どちらも棒を削り落としてます。
これは、給弾のために最大限ノズルを後退させるとすると、
従来の位置ではそれが実現できないためしたものです。
実際、正確にこの位置じゃないとだめ!ってのはなく、
セクターチップさえはまればチップ形状でタイミングは調整できるので
神経質になる必要はないです。
棒が外側に行き過ぎるとタペットにぶつかってたぶん破損するんで、
そこだけ気をつければ。
タペットウィングの形状も変えました。
一番上の画像をみてもらえばわかるかと思いますが。
でもその必要があったか?といわれると・・・ないかも。
最大限活用とすると、削った分チップが大きくなるんで。
チップの形状の特定の仕方としては・・・
ピストンが後退しきった瞬間(開放される直前)に、
ノズルが前進しきった状態にします。
これは、エアが流れる前にノズルを停止状態にもっていき
可能な限り初速を安定させるためです。
そして、今度は可能な限りノズルを停止状態で保ちつつ、
ノズル後退時間を最大限に増やす。
めちゃくちゃ矛盾してますが(笑
一番上の画像をみて、これからギアが回る状態をイメージしてください。
画像の状態では、ピストンが開放され、ノズルも前進しきった状態です。
そこから、ギアが回転するとまずノズルが後退します。
ノズルが後退したまま、ピストンも後退を開始します。
ココから先はちょっとイメージしにくいですが、
ピストンが開放される一歩手前で、チップのお尻からウィングがはずれ、
ノズルは急激に開放されます。
急激にノズルを前進後退させることにより、
ノズルが中途半端な位置にいる時間を少しだけでも減らすことが可能です。
徐々に引いて徐々に戻す。っていう安定性重視の設定もできますが、
コンセプトが違うので今回は触れません。
一発じゃ絶対できないので、
自分の要求するサイクルでも給弾されつつ、
初速も低下しない形状を手探りで見つけてください。
チップにはアルミの2mm厚を使いました。
加工にはベンチグラインダ、丸のこ、弓のこ、ボール板、万力、
精密やすりを使用。
ベンチグラインダは代わりに荒目やすりでもいいですし。
丸のこは作業時間短縮のために使ったので弓のこでもOK.
万力は・・・100均のでもなんとかなるのでは^^
穴あけは、精密やすりで頑張ればできるかもしれません。
ウィングとこすれる部分は仕上げ用に
耐水ペーパーがあったほうがいいかも。
ギアに穴を空けるにはボール盤とタップ、ネジ、ネジロックが必要。
圧入するのであればタップもネジも要りません。
金属の棒があればOK。

裏側の画像です。
位置関係は↑の表側のものと同じにしてひっくり返しただけのものです。
後ろ7枚カットのシステマギアだけ
カットオフのタイミングが約90°ずれてるのがわかると思います。
後ろをカットすると、ピストンを開放してからカットオフ〜という手順になります。
ピストンを開放すると、ギアはまた急加速をします。
加速後にカットオフをしても間に合わず、
それによってオーバーランが発生します。
通常はピストンの開放とほぼ同時にカットオフされ、
一番トルクのかかる瞬間はすでに電流の供給は止まってるはず。たぶん。
するとピストンを開放しても勢いはすぐに弱まって、オーバーランはしない。
電動ガンにリレーを組んだらギアを小刻みに動かせるようになるのかな?(笑
資料不足でわかりにくいかも知れませんが、
セクターチップを作る の記事もあわせてみて頂ければ
多少理解も深まるかもしれません。
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